
相続専門の本サイトでは、相続税に関する知識や相続の流れに関してご紹介していますが、実際に相談者の方に接しながら、相続税申告業務に携わっている税理士の森本進代表のメッセージをインタビュー形式でお伝えします。
相続には「税金」「争い」などマイナスイメージがありますが、円満でスムーズな相続を進めるにはどうしたらいいのでしょうか?

- まずは相続専門の税理士に相談をされることをお勧めします。相続問題は、相続税の申告だけでなく、デリケートな要素が多く含まれます。専門知識と豊富な相続案件の実績を持つ税理士事務所選びが重要です。
その上で、相続をスムーズに進めるためには以下のキーポイントをまとめてみました。
1. 相続税シミュレーションの作成
万が一のことが起こった時の、おおよその相続税額を知っておくことができます。
2. 相続税対策の検討
相続税を支払える金銭(資産)の有無を確認すると同時に、相続税を減少させる方策を練ります。
3. 公正証書遺言の作成
被相続人の思いを実現します。相続争いやトラブルを回避できます。
相続する人はどのような心構えが必要だとお考えですか?

- 争うことなく、正しく申告/納税ができるように、前もって対策をとることが大事だと考えます。
有効な事前対策としては
・財産や権利を把握し、整理しておくこと
・財産の流動化をしやすい状態にしておくこと
・共有名義を避け、単独所有を心がけること
などが挙げられます。
平成27年に施行した相続税改正は、課税対象者が大幅に増える内容となっており、都会に持ち家がある方で、1,000万円程度の金融資産があれば、課税対象になる可能性があります。「我が家では関係ない」と高を括らずに、その時に備えましょう。
税理士法人アライアンスが、相続を専門にしている理由はなんでしょうか?

- 相続税の申告業務には高度な専門知識が必要とされるため、意外にも相続の申告をしっかりやれる税理士の数は限られています。税理士だからといって相続の申告に対して必ずしも充分な経験があるとは限らず、税理士の実力によって結果が大きく変わってしまうこともあるのです。
私が相続問題を専門的に取り扱っている理由は、相続という難しい問題に直面している皆様のために、自分のこれまで培った経験や知識を役立てたいと考えたからです。相続税制について常に最新の情報を取り込みながら、これまで得てきた経験をさらに積み重ねることで、埼玉・浦和エリアを中心とした地域の皆様の頼れる身近なアドバイザーとしてお役に立てるよう、日々奔走しています。
お客様のご相談を受ける際に、いちばん気をつけているのはどんなことですか?

- 相続の相談に来られるお客様は、税理士事務所に初めて関わるという方が多いようです。
「敷居が高い」と感じることのないよう、まずはお客様のお話を丁寧にお聞きするように心がけています。相続への不安、現状、問題点、ご依頼事項など、急がず順を追っておうかがいすることで、お客様との信頼関係が築かれると思います。
また、納得のいく相続税申告へのステップとして、定期的に打ち合わせをすることを大切にしています。
税理士法人アライアンスの今後のビジョンをお聞かせください

- 平成27年に施行した相続税法の改正により、申告義務の発生するケースが確実に増えました。
例えば 「基礎控除額の改正」では、従前が5,000万円+1,000万円×法定相続人の数だったところ、改正後は 3,000万円+600万円×法定相続人の数になりました。つまり、改正により相続税がかかる範囲が拡大されました。
その他にも部分的な税率の改正などにより、これまで以上に正確で的確な相続税対策が必要になってきます。
税理士法人アライアンスでは、これまで以上に厳しくなる相続税の問題に真摯に取り組み、最新の情報や税制改正の動向をリアルタイムにキャッチしながら、お客様のお役に立ちたいと考えています。